年 頭 所 感
兵庫県議会議長 内藤兵衛
新年明けましておめでとうございます。令和6年の新春を健やかに迎えられますことを謹んでお慶び申し上げます。
世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスは、昨年5月8日、感染症法上の分類が「5類」に移行されました。全国各地で多くのイベントが通常開催となり、また、インバウンド需要の回復に伴い、多くの外国人観光客が訪れ、まちや観光地に賑わいと活気が戻りました。
さて、昨年4月に執行された統一地方選挙(県議会議員選挙)において、5回目の当選を果たすことが出来ました、続いて、5月16日に行われた臨時本会議において、先輩・同僚議員のご推挙を得て、第126代県議会議長を拝命致しました。本県が新しい時代を迎えようとしているこの重要な時期に、議長という要職を担うこととなりました。私ごとでございますが、私の父が第108代議長として18年前に感じたであろう胸中を思う時、任の重きをひしひしと感じ、その重責に身の引き締まる思いであります。
自然災害等々、人は時に思いもかけぬ不運に見舞われることがあります。この不運を不幸に転じさせない、あらゆる手立てを講じる、ここに政治の本旨が存すると確信しています。県民の心を心として、誰もがわくわくする「躍動する兵庫」の実現に向け、議長として、議会の公正で円滑な運営とさらなる活性化に努め、県民の負託に応えられるよう、誠心誠意取り組んでまいります。
「躍動する兵庫」の実現に向けた歩みは、本年も緩めることなく、一層前に進めなければなりません。若者・Z世代への支援を大きな柱とした「攻めの県政」に踏み出すとともに、来年に迫った「2025大阪・関西万博」に向けては、本県独自の取組である「ひょうごフィールドパビリオン」のコンテンツの更なる磨き上げや、県内での機運を一層高めていくことが求められます。また、積み残された財政課題に対しては、将来に負担を先送りしない持続可能な行財政基盤の確立に向け、県議会としても、県民の負託に全力で応えるべく、緊張感を持って議論を尽くしてまいります。
結びに、これからも県議会の活動に一層のご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、本年が皆様にとりまして幸せで実り多く、大いなる飛躍の年となりますことを心よりお祈りし、新年のご挨拶といたします。
令和6年1月吉日
第126代 兵庫県議会 議長
内藤 兵衛
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